こんにちは!
なおこです。
NHKの「又吉直樹のヘウレーカ」面白いですよね!
2019年6月26日の放送では「鳥類学者」の川上和人(かわかみ かずと)さんが登場します!
今日は川上和人さんの大学や経歴、結婚した妻はいるのかなどを調べてみました!
→2019年6月26日放送の「ヘウレーカ」のテーマが「南の島を作る」というものでした。
この記事では番組を観て内容や感想を追記しています!
ぜひ、読んでみてください!
Contents
川上和人さんってどんな人?
出身大学や経歴、現在のお仕事から、川上和人さんのひととなりを探ってみたいと思います。
プロフィール
川上和人(かわかみ かずと)
1973年生まれ
(2019年の誕生日後 46歳)
出身地:大阪府
職業:鳥類学者、農学博士、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所 鳥獣生態研究室 主任研究員
出身大学はどこ?
川上和人さんは1996年、東京大学農学部林学科を卒業されています。
東大出身だったんですね!
ちなみに1999年に東京大学農学生命科学研究科を中退されてます。
大学卒業後の経歴!
東京大学農学生命科学研究科を中退後、森林総合研究所に入所。
2007年より主任研究員となりました。
所在地:茨城県つくば市松の里1
森林総合研究所のサイトを見てみました。
研究所の概要をざっくりまとめると、「人間の社会経済活動は森林を初めとする様々な生態系に影響を与えるわけで、それによる環境の悪化に対処するための研究をいろいろとやっておられるところ」のようです。
浅薄なわたしなりにサイトの研究結果の項などを読んでみたところ、福島の原発事故によって土壌に残ってしまった放射性セシウムの量を調べたりもされているようで、わたしたちの生活に深く関わるようなことも研究されてるんだなと感じました。
研究者を志すようになったきっかけはあのアニメ?
川上和人さんが環境に対して関心を持つようになったのは宮崎駿監督作品『風の谷のナウシカ』を観たのがきっかけだそう。
川上和人さんは、「あの作品の影響で生態学者になった人は少なくないのでは」と感じているのだそうです!
『ナウシカ』には人間の行いによって人が住めなくなってしまった地区が出てきたり、巨大化した虫が出てきたりしますよね。
それによって戦争が起きたりも…
確かに人間の業の深さや、自然のかけがえのなさみたいなメッセージは込められた作品ですよね。
とはいえ、現在の専門である「鳥」の魅力に気付いたのは子供時代ではなく、大学の生物サークルでバードウォッチングをしたのが始まりだそうですよ。
著書の評判は?
川上和人さんは沢山の著書も出しておられます。
子供科学電話相談でお馴染みの鳥の川上先生の本
題名から、本当に鳥が嫌いなのかと思って読んでみたら、なんだ、結局鳥好きなんじゃないか!
いろんなネタの入った文章なのに、生物多様性や生態系保全にも触れられていて、面白くて考えさせられます pic.twitter.com/DMfHuzhmQ4
— ちょっと新しい読書会 (@applausebook) 2019年1月23日
『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』(新潮社)
『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』『そもそも島に進化あり』(技術評論社)
『外来鳥ハンドブック』(文一総合出版)
『美しい鳥 ヘンテコな鳥』(笠倉出版社)
図鑑の監修にも多く携わっておられるのだとか。
『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』とか、題名からして堅苦しくなさそうでいいなと思いますね。
Amazonのレビューを読むと、
- 日頃の研究活動の内容を綴ったエッセイのような本
- 文章がうまい
- 文体が話し言葉のようで読みやすい
- ギャグ連発で、1頁と空かずにギャグが飛び出す
- 笑いを交えた文章で楽しく読める
- 「鳥が好きだと思うなよ」という題名とは真逆の著者の野鳥に対する限りない愛情を感じることが出来る
などなど評判は上々です!
過去のインタビューで、川上和人さんの印象的な言葉がありました。
「僕たちは税金で研究をさせてもらっていますから、論文によって学術界に研究成果を知らせるだけでなく、一般の皆さんにも研究の内容や結果を報告していかなければなりません。」
と語っておられたんです。
そういう理由もあって、専門的な知識がない人も楽しく読めるような文章で本を書いておられるんですね!
川上和人さんに結婚した妻はいる?
川上和人さんのプライベートな情報はほとんど見付けられませんでした。
まず、facebookやTwitter、Instagramなどのアカウントを探してみたものの見付けられず…
SNSを利用していないか、一般に公開していないのかもしれません。
そこで過去のインタビューから、結婚や妻についてのヒントが得られないか探してみましたところ、以下のような情報が見つかりました。
2018年のインタビューで「1年の約1/3を小笠原諸島で過ごし、残りはつくばで鳥と恐竜と幸せについて考えている。」と答えている。
(小笠原諸島では生態系の研究をしている)
2018年、恐竜の専門家小林快次氏との対談で、川上和人さんは小林さんと仕事の関係で3日連続で会うこともあると明かし、「なまじっかな恋人より会ってるんじゃないかという(笑)」と話している。
指輪もしてません!
雰囲気的には独身ぽいな~と感じたんですが、いかがでしょうか…。
「又吉直樹のヘウレーカ!」で「島を作る」ってどういうこと!?
番組内容をざっくりまとめてみました。
島とは海に囲まれている狭い陸地のこと
島と大陸の違い→オーストラリアの面積以上の面積を持ったら大陸。それ未満なら島。
→「大陸島」には最初はまったく生物がいない。一から生態系を作れるからおもしろい!
→それを可能にしているのが、川上和人さんの専門でもある「鳥」たちなのだ!
鳥は食べた木の実の種をフンとともに島に落としたりして植物を運ぶ。
小さなカタツムリなんかは鳥に食べられても生きたままフンとして出てくる場合もある。そのようにして生き物も運ぶ場合がある。
例として、第六台場(江戸時代に徳川幕府が砲台を作るために作った島 外周500m)がある。
自然の力だけで今は木が生い茂り、海鳥が生息している。
鳥に運ばれる以外で動植物が島に移動する方法
- 蜘蛛が糸を出して空を飛んで(バルーニング)島に到達。
- ヤシの実が波に流されて到達する。
- 植物の綿毛が風に飛ばされて到達する。
→島に土をもたらすのも鳥!鳥が巣作りのために運んでくる枝などの有機物が変化して土になっていく。排泄物は肥料になる。
ちなみに、川上和人さんが研究している小笠原諸島の島は4000万年前の噴火でできたと言われている。
今生息している動植物は450種類ほど。
島に生き物が辿り着き、そこで生きた行くためにはとてつもない時間が必要ということがわかる。
川上和人さんが今一番行ってみたい島、アイスランドの南に位置する海洋島の「スルツェイ島」は、20世紀に誕生した島で今まさに生態系が作られている。
又吉直樹さんは番組の最後に
「島に行くと本来の生き物としての自分になれる気がする…」
「地球の歴史よりも長い時間で考えたときに、宇宙に動植物がある状態になるとしたら、人類がが鳥のような役目を果たすかもしれないですよね」
とおっしゃってました。