こんにちは!
なおこです。
2021年1月19日放送のNHK『プロフェッショナル仕事の流儀』に、災害救助犬訓練士の開田宏(かいだ ひろし)さんという方が出演するそうですね。
嗅覚を始めとする犬の高い身体能力をなくしては救えなかったであろう命がたくさんあると思うと、本当に尊いお仕事だと思います。
今日はそんな開田宏さんの経歴やプロフィールについて調べてみました。
『プロフェッショナル』を観たら、番組内容も追記したいと思います!
【関連記事】
Contents
災害救助犬訓練士、開田宏さんってどんな人?
開田宏さんがどんな方なのかわかりそうな情報をまとめてみましたよ。
プロフィール
名前:開田宏(かいだ ひろし)
生年:1963年
出身地:熊本県 相良村
職業:災害救助犬訓練士
警察犬協会公認1等訓練士
シェパード犬登録協会公認訓練師範
経歴
開田宏さんの経歴は以下のように紹介されていました。
高校卒業後、熊本県内の警察犬訓練所勤務
1989年、人吉警察犬訓練所を設立。
熊本県警の嘱託警察犬審査会に100匹以上を合格させる。
東日本大震災や熊本地震など250以上の現場に出動し、多くの行方不明者を発見。
災害救助犬訓練士のパイオニアと言われる。
訓練所を手伝う娘と相良村在住。
ご自身で警察犬訓練所をつくり、そこで犬を育てているという事なんですね!
高校卒業後すぐ警察犬訓練に携わるお仕事に就かれたようですが、もともとワンコが好きだったのでしょうか。
そのあたりも『プロフェッショナル』で明かされるといいな。
引用元:https://spice.kumanichi.com/
災害救助犬訓練士はどんなお仕事?
地震や台風、土砂崩れなど災害で行方不明になっている人を優れた嗅覚で捜索する災害救助犬。
危険をともなうお仕事のため、犬たちはとても厳しい訓練を受けるのだそう。
そんな訓練を行う、災害救助犬訓練士とはどんなお仕事なのでしょうか。
開田宏さんの一日は?
開田宏さんの一日のスケジュールは以下のような感じだそう。
5:30 起床
6:00 犬の餌やり、排泄処理
8:00 朝食
8:30 訓練開始(途中、昼食と休憩)
17:00 訓練終了、片付けなど
19:00 夕食
21:00 餌やり、排泄処理
23:00 就寝
早朝から夜遅くまで、犬の訓練やお世話が生活そのものという感じです!
開田宏さんのお仕事を娘さんが手伝っているとの事ですが、確かに同居の人が一緒に仕事にあたることができれば心強そうですね!
開田宏さんの功績がすごい!
開田宏さんがこれまでに育てた警察犬は250頭超。
1997年には開田さんが訓練した犬が、九州で初めて災害救助犬に認定されました。
警察犬や災害救助犬を各地に送り出しつつ、2011年の東日本大震災や14年の広島土砂災害、16年の熊本地震などの現場でも活動。
行方不明者発見に貢献したとして、25回以上表彰されてきたのだそう。
すごいですね!
開田宏さんは、従来の警察犬は靴が地面に擦れることなどで生じる「擦過臭」を嗅いで特定の人を探すのに加え、開田宏さんは空気中を漂う「浮遊臭」を嗅ぐ方法も先進的に導入したのだとか。
不特定多数の行方不明者を探すために有効な方法を導入したり、開田宏さんの努力あたのこの功績ということですね。
頭が下がります…。
トイプードルを警察犬に!?
数々の名犬を育て上げてきた災害救助犬訓練士のパイオニアと言われる開田宏さん。
警察犬には、警察本部直属の直轄犬以外に、民間で飼育され審査会で選ばれる嘱託犬がいるのだそう。
開田宏さんは後者の犬を育てているという訳ですね。
開田宏さんならではの活動の一つと言えそうなのが、「小型犬の嘱託犬の育成」です。
この投稿をInstagramで見る
災害救助犬に犬種の制限はないそうですが、 現在の日本では、シェパード、ラブラドール、ゴールデン、ボーダーコリーなどが多いのだとか。
「元々、大型犬の訓練が主でしたが、東日本大震災や熊本地震の際、狭い場所や高所での捜索に小型犬の必要性を痛感した」と言う開田さん。
そこで、しつけのために預かっていたトイプードルを嘱託犬に育てたのだといいます!
トイプードルの嘱託犬は全国でも珍しいのだそうですよ。
ちなみに小型犬でも嗅覚は大型犬と差はないそうです!
ふわふわしてて何となく甘えん坊なイメージのトイプードルですが、人の命を助けられるほどの潜在能力を持っているんですね。
動物ってすごいなぁ。
引用元:https://spice.kumanichi.com/human-culture/suteki-bito/33736/
『プロフェッショナル~仕事の流儀』の放送内容!
2021年1月26日追記
開田宏さんのプロフェッショナル、すごく面白かったです!
犬の訓練士と聞くと厳しそうなイメージですが、意外にも開田宏さんの明るさや優しさ、探求心が感じられました。
さらにワンコたちが一生懸命で、開田宏さんを大好きなのが伝わって来て心温まりました。
訓練ってガチガチに考える必要はなくて、基本(犬には)遊びなんですよ。
犬より僕の方が楽しい。
という、開田宏さんの穏やかな言葉で始まったプロフェッショナル。
この開田宏さんのお言葉が、子育てにも通じる気がするんですよね。
その日の訓練の場所は背の高い草が茂る草原。
その中に「被災者役」の人が隠れていて、犬は匂いを頼りにその人を探します。
見事見付けることができたら「被災者役」の人が持っていたボールを犬に渡します。
ボールをくわえて戻って来た犬を褒める開田宏さん。
犬は
「人を見付けたらボールがもらえるし褒められる=嬉しい!」
という感覚を覚えるようですね。
過酷な現場でもその感覚でがんばるんですよね、きっと。
なんていじらしいんだ…。
訓練中に時々テレビカメラをきょとんとした顔で見る犬に
「カメラは気にしなくていいんだよ(笑)」
「(撮影の)お兄ちゃん達がいたもんな」
と優しく声をかける開田宏さん。
そのやりとりがまた可愛いって…。
開田宏さんは犬の気持ちを汲み、モチベーションを保てるように配慮しながら接しているそうです。
訓練の最後にはかならず犬たちと遊び、楽しい記憶で終えるようにしているのだそう。
犬を楽しませるってことに徹底してやらなきゃいけない。
犬のモチベーションは押し付けでは保てないっていうのが訓練じゃないかなと思っているんですよ。
開田宏さんは自分の訓練所を立ち上げてからしばらく、出動要請を受けても行方不明者を全く見付けられない時期があったそう。
問題点を見付けるべく、過去受け持った捜索現場を何度も訪れ、実際に行方不明者が見つかった場所などの情報を集めて研究します。
「見付けられたはずなのに、見付けられなかった原因、それは自分だった」
その結果開田宏さんは、日々の訓練を自分自身がより深く考えるものへと改良し、必死に打ち込みました。
そして災害救助犬訓練士の仕事を初めて10年、初めて「生存発見」を経験。
山菜取りのために山に入った人を犬と共に見事発見。
そのときにはご家族と共に大喜びし、拍手喝さいを浴びたそう。
忘れられない瞬間だったでしょうね。
見付かったときの相手方の涙
泣きの涙もあれば感謝の涙もある。
そういうものを見ていると、真剣に犬を作んなきゃっていう思いは黙ってても湧いてくるもんですよ。
その思いが無ければこの活動はしない方がいいと思うし、できないと思う。
昨年、九州を襲った豪雨で開田宏さんの訓練所が流されてしまった時には
言葉にならない。
個人歴史がなくなっちゃったような気がしますよね。
と語った開田宏さん。
ご自身が「被災者」となり、落胆を隠せない開田宏さん。
それでも犬たちを乗せてトラックを運転し、行方不明者の捜索に出向きます。
自分はまだ生きてるじゃない。
それで出動要請があって断る理由がない。
行けない状況じゃない限り行きますよ。
開田宏さんの言葉が胸に刺さりました。
自分が辛い時でも人を助ける方にエネルギーを向けられるってすごい。
最後に、開田宏さんにとってプロフェッショナルとは?
探求心を忘れちゃいかんというのが僕の考えなんですよ。
常に犬を見て、犬から学んで、次はまだないのかっていうのを自問自答しながら真相に向かっていくっていうのがプロなんじゃないかなと思います。
以上、わたしが調べた開田宏さんの情報色々でした!