こんにちは!
なおこです。
今日はバッグのブランド「PORTER」や「TANKER」でも有名な会社「吉田カバン」の社長、吉田輝幸(よしだ てるゆき)さんについて調べてみました!
吉田輝幸さんの
- 経歴
- 経営理念
- 兄弟もすごい!
- 息子が次期社長?
などについてまとめてみましたよ!
吉田輝幸さんの経歴!
吉田輝幸さんの著書『吉田基準』も読んでみたのですが、文章からとても誠実さや仕事に対する真摯さが伝わってくるのはもちろんのこと、すごく上品な方なんだろうなぁ…というのが伝わってきました。
まっっったく奢りを感じず、ただひたすらお客様のためにお仕事に打ち込んでおられるのが伝わってきました。
そんな吉田輝幸さんのプロフィールや経歴をまとめてみましたよ。
プロフィール
出典元:http://www.foresight.ext.hitachi.co.jp/_ct/17052200
名前:吉田輝幸(よしだ てるゆき)
生年:1946年
出身地:東京都
株式会社吉田(通称吉田カバン) 代表取締役社長
経歴
吉田輝幸さんは株式会社吉田(通称:吉田カバン)の創業者、吉田吉蔵氏の次男として生まれました。
1969年、慶應義塾大学商学部を卒業し、株式会社吉田に入社。
吉田輝幸さんは商品管理部に配属され、物流倉庫(当時)にて革製品の商品管理を約6年間経験。
倉庫での仕事で「モノの動きを体感できた」といいます。
その後、商品部の革製品仕入れ担当。専務、総務・財務担当役員、副社長を歴任しました。
1994年に、吉田輝幸さんの父で「吉田カバン」の創業者である吉田吉蔵さんが亡くなります。
お父様を亡くされたときの気持ちを
「空気が抜けてしまったような感じ」
と語る吉田輝幸さん。
その頃、京セラ創業者の稲盛和夫さんの本にあった「利他の心」(人に迷惑をかけない、人を困らせない、人を助けなさいという教え)を目にし、「生前の父の教えと似ている」と感じたことから稲盛和夫さんが主宰する経営の勉強会「盛和塾(せいわじゅく)」に参加。
2002年、3代目代表取締役社長に就任。
【著書】
『吉田基準』(日本実業出版社,2015年)
吉田輝幸さんの社長としての経営理念とは?
吉田輝幸さんは過去のインタビューで社長としての経営理念ともいえそうな考えをいくつか語っていましたよ。
まず、「吉田カバン」創業者の吉田吉蔵さんが作った社是は『一針入魂』。
遺言は『職人を絶やすな』だったそう。
その遺言を守る為に、
吉田輝幸さんも
①広告費は遣わない
②値下げはしない
といったことを守って今も経営をしておられるそう。
そして、経営ビジョンについては3年や5年などの長期計画を立てず、単年主義で通しているのだそう。
3年たって目標が達成できそうになかったら、
どこかで社員が無理をしなければ
いけなくなってしまう。
でも単年計画であれば、
仮に目標が達成できなかったとしても、
次の年には取り返しがつく。
引用元:http://www.foresight.ext.hitachi.co.jp/_ct/17052200
というのがその理由だそうです。
更に「社長室にいるのが嫌い」という吉田輝幸さん。
社員に声をかけてコミュニケーションを楽しんでいるのだそうですよ。
社員に対し否定的なことはあまり言わず、発破をかけるようなこともしないのだそう。
お客さんのみならず働く人にとっての幸せも重視するのが吉田輝幸さんの経営理念の一つといえそうです。
社員を信用し、周りの幸せを重視する姿勢は子育てにも生かせそうです!
吉田輝幸さんの兄弟もすごい!
吉田輝幸さんのお兄さんは吉田滋さん。
吉田滋さんは1985年に「吉田カバン」の社長に就任。
吉田輝幸さんの前に「吉田カバン」の社長を務めておられたんですね。
吉田輝幸さんの弟は吉田克幸(よしだ かつゆき)さんという方。
出典元:https://www.imn.jp/post/108057194474
すごいお洒落でカッコイイ人ですね!
吉田克幸さんは「ポータークラシック」という会社の代表です。
吉田克幸(よしだ かつゆき)さんももとは「吉田カバン」に務めておられ、チーフディレクターをされていたそう。
「吉田カバン」を辞して息子の玲雄さんと一緒に2007年に衣類やカバンのメーカー「ポータークラシック」を立ち上げたとのことです。
出典元:http://porterclassic.com
「ポータークラシック」のこちらのスウェットシャツなどはなんとお値段46000円!
全体に刺し子がほどこされていて日本製であることなどもお値段の理由のようですね。
こんな感じでシャツが数万円とかいう価格帯のブランドです。
吉田輝幸さんの息子が「吉田カバン」の次期社長?
「吉田カバン」は同族企業であるといえますよね。
これまで
創業者は吉田吉蔵さん、
二代目は長男の吉田滋さん、
そして三代目が吉田輝幸さんと、
「吉田カバン」は世襲で経営を引き継いできました。
過去のインタビューでは、「経営者はこれからも世襲制でいくのか」という質問に対し吉田輝幸さんは
世襲で行きます。
なぜ世襲制が良いかというと、
会社の柱が常にしっかりしていて、
ずっと真っ直ぐに続いていくからです。
世襲でなくいろいろな人が頻繁に
代替わりするようになると、
組織が乱れていってしまうと思うのです。
会社の方針がぶれてくると、
最終的にはお客さまにご迷惑を
おかけすることになりますからね。
そうならないように、
きっちり吉田家から人を出していく。
もちろん、支えてくれる社員からの
理解があるというのが大前提です。
引用元:http://www.foresight.ext.hitachi.co.jp/_ct/17052200
と答えておられました。
世襲制にこだわるのは少し古い考えのような気もしますが、吉田輝幸さんは息子さんに、「後継者として、社員みんなから尊敬されて、会社をしっかりとリードしていける人間になれ」と口うるさく言ってきたといいます。
現在「吉田カバン」では吉田輝幸さんの息子さんが常務を務めておられるそう。
息子さんはイタリアに4年、アメリカに1年いたそうで海外の事情には詳しいそう。
吉田輝幸さんの言葉通りなら次期社長はやはり息子さんということで間違いなさそうですね。
今後、代替わりしても「一針入魂」の精神や「利他の心」を受け継いでいって続けてほしいですね。
以上、わたしが調べた吉田輝幸さんの情報いろいろでした!